米コーネル大学の研究チームは、女性22人を対象に、6週間にわたり実験を実施した。被験者のうち12人は25~40歳、10人は60~75歳。研究者は、被験者の毎日の食生活にフリーズドライのブルーベリーを加え(午前19グラム、夜19グラム)、毎日、新鮮なブルーベリー1.75杯分に相当する栄養素を摂取できるようにした。また、被験者には、他のフェノールやアントシアニンを多く含む食品は控えてもらった。そして、ブルーベリーを食べてから1時間半後、被験者の血液サンプルを採取した。その結果、25‐40歳の女性は、ブルーベリーを豊富に含むものを食べたり飲んだりすると、筋形成前駆細胞の数が明らかに増加したほか、筋形成前駆細胞の死亡率が低くなった。つまり、ブルーベリーを食べると、抗酸化作用があるほか、細胞の酸素消費が増え、脂肪が減って筋肉が増える状態が促進されるということだ。
アメリカ疾病予防管理センターの統計によると、人の筋肉は年を重ねるほど力が弱くなるほか、柔軟性や持久性も落ちる。特に30歳を超えると、筋肉の質が10年ごとに3~5%落ちていく。骨格筋の退化により、活動能力も低下し、生活の質が落ちる。コーネル大学の研究は、細胞培養研究や動物研究の結果を潜在的な食事療法に転化するための重要な手掛かりとなり、損傷した筋肉の改善や老化する筋肉の再生に役立つと期待されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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August 30, 2020 at 06:40PM
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女性がブルーベリーを食べると筋肉が増える―米最新研究 (2020年8月30日) - エキサイトニュース - エキサイトニュース
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