20年以上トップモデルとして活躍する冨永愛。美を叶える食事術を綴った書籍『冨永愛 美をつくる食事』が12月1日に発売された。
冨永愛にとって食べることは美しく生きる知恵。本書では、自身の経験に基づいた、美肌や太りにくい体をつくる食べ方のルールや美の哲学を、たっぷり学ぶことができる。
今回は本書の「太りにくい体をつくる食のルール」の中から一部抜粋して紹介する。
まずはタンパク質をしっかり食べる
とくに意識しているのは、良質のタンパク質をしっかり食べること。夕食はお肉と魚を交互に。豆類だけの日もある。そして野菜もたっぷり。
タンパク質は、私たちの体にとって重要な栄養素。皮膚や毛髪、筋肉や臓器などを構成してくれたり、ホルモンを調節してくれる。とくに女性はタンパク質が不足しがちなので、意識的に食べたい栄養素の一つ。
厚生労働省による成人女性の一日のタンパク質摂取推奨量は50g。ちなみに、鶏もも肉100gに含まれるタンパク質量は、たったの約25g。50gのタンパク質を摂るために、鶏もも肉を200gも食べるのは至難の業。不足分は、豆腐や豆類など、植物性タンパク質や、野菜などで補う必要がある。
そして、一度に消化吸収できるタンパク質の量(約20g)はある程度決まっていて、たくさん食べればいいということではない。
「鹿肉」など赤身肉がメイン
一般的に、良質のタンパク質と呼ばれるものは、アミノ酸がバランスよく含まれているタンパク質食材のことを言う。
高野豆腐、カツオ、牛・豚の赤身、鶏むね・もも肉、アジ、サバ、納豆、チーズ、鶏卵など。タンパク質が欠乏すると、代謝や体力の低下はもちろん、免疫力の低下にもつながるから、意識して摂るように心がけている。
ただし、動物性タンパク質は脂質も多く含まれているものもあるため、私は低脂肪・高タンパク質で、栄養価が高いものを選んでいる。
私は「鹿肉」など、赤身肉がメイン。赤身肉は貧血予防にもなる。
家では牛肉をあまり食べない
牛肉は家では控えている。なぜなら、牛の飼育は地球環境に負荷をかけると言われているから。
外食では食べても、なるべく家では食べないようにしている。食べるのであれば、グラスフェッド(牧草飼育)やSDGsな飼育をしているところから、「お取り寄せ」をして食べる。
世界の一部では、「地球温暖化防止のために、牛肉や牛乳を食べたり飲んだりしない」という運動が広がっている。なんと牛の胃腸から排出されるメタンの量は、地球上の温室効果ガスの約4%を占めるという。
活動量の少ない夜は、炭水化物は控えめ
他に、夕食は炭水化物を控えている。
夜は日中に比べて活動量が少なく消費できるエネルギーが少ないから。
そのぶん、好きなタンパク質や野菜類を好みの味でつくって食べる時間を心から楽しんでいる。これが満足感を得る秘訣。
(本原稿は、冨永愛著『冨永愛 美をつくる食事』からの抜粋です)
からの記事と詳細 ( 冨永愛が「太りにくい体」をつくるために、意識して食べているもの - ダイヤモンド・オンライン )
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