Sunday, January 16, 2022

容器も食べられる「SDGs」な信玄餅好調…研究に半世紀超 - 読売新聞オンライン

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 老舗和菓子店「桔梗屋」(山梨県笛吹市)が昨年末に発売した容器ごと食べられる「桔梗信玄餅  きわみ 」の売れ行きが好調だ。入れ物と蓋がもなか製で、同社が研究に50年以上を費やして開発した。プラスチックのゴミを減らせる「SDGsな菓子」としても話題を集めている。

 桔梗信玄餅は、後に4代目社長となる中丸眞治氏(現相談役)のアイデアで1968年に誕生した。同社には数多くのファンレターが届き、そのうちの一つに「容器も食べられるようにしてほしい」という意見があり、中丸氏が実現に向けて研究を始めた。

 この構想は6代目社長を務める中丸純氏に引き継がれ、容器として使えるもなかを製造する技術が確立し、満を持して商品化した。もなかと餅を一緒に食べることで、新しい食感と香ばしさが加わった。従来の商品では容器に残りやすかったきな粉や黒蜜も余すことなく食べられる。

 昨年12月24日に販売を開始すると、取り扱い店では連日売り切れが続出。朝早くから商品を買い求める人も多く、昼までには完売することも少なくない。同社の担当者は「想像以上の反響をいただき、大変うれしい」と話している。

 現在、「桔梗屋甲府本館」(甲府市)など5店舗で販売している。値段は3個入りが700円(税込み)、8個入りが1800円(同)だが、もなかの製造体制が整うまでは3個入りのみを販売している。商品に関する問い合わせは同社(0553・47・3700)へ。

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