Tuesday, January 11, 2022

実家で食べていた「焼きミカン」が最高にうまかったので、他の種類の柑橘類も焼いてみた - メシ通

makanresto.blogspot.com

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皆さんの実家では「焼きミカン」をやっていましたか

冬が旬の果物といえば、ミカンですよね。

コタツに入りながら食べるミカンは最高。まさに至福の時間といえます。そんなミカンの食べ方のひとつに、「焼きミカン」があるのをご存知でしょうか。

「え? ミカンを焼くの!?」とビックリする人もいるかもしれませんが、私の田舎(宮城県)ではよくストーブの上で焼いたものです。

しもやけの手をこすり、熱々の焼きミカンの皮をむくと立ち上る湯気とあま~い香り。

ひと房、口に放り込むとトロトロの食感が広がります。

最近は暖房器具の多様化のせいか、焼きミカンを食べる機会が減ってしまい、さみしい限りです。

そこで、久しぶりに焼きミカンを食べたくなったので、家庭でできる「グリル焼きミカン」を作ってみました。さらに、ミカン以外の柑橘類も焼いてみよう! ということで、さっそくスーパーで買ってきました。

ミカンの焼き方

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ミカンの焼き方は、いくつか種類があります。

皮をむき、ひと房ごとにばらしてからアルミホイルの上で焼く方法や、皮のままダイレクトに焼くパターン、アルミホイルに包んで焼くやり方などなど。

うちの田舎ではどうやって焼いていたのか。

確認のためオカンに聞いてみると「アルミホイルで包んでストーブにのせていた」とのこと。理由は果汁がこぼれ落ちると糖分が焦げ付いて取れなくなるから。

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そこで、今回もアルミホイルで包み焼きにすることにしました。

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用意したのは左:愛媛発の大玉の品種、真ん中:キンカン、右:温州ミカンです。

大玉の品種はそのとろけるような食感から「飲むゼリー」ともいわれる高級かんきつ。たっぷりの果汁と高い糖度が特徴です。

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最初はアルミホイルで包んだミカンを焼き網にのせ、ガスコンロでストーブを再現してみましたが、なんとコンロのセンサーが高温になった焼き網を検知して自動消火。

予想外のできごとです。

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そこで魚焼き用のグリルで焼いてみることにしました。こちらはアルミホイルを敷いて中火でじっくり焼き上げます。

両面を焼くこと、およそ15分。表面に焦げ目が付いてきたら完成です。

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いい感じに焦げ目がつきました。

では、さっそくいちばん小さいキンカンから試食といきましょう。

焼いたことで食感に変化が

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本来、キンカンは皮ごと食べますが、焦げた箇所は取り除きましょう。

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それでは実食! ん~~? やや苦みが際立つ感じです。焼いたことで、キンカン特有のねっとり感がプラスされたようにも思います。

生で食べた時の、キンカン特有のさわやかな苦みの方がおいしさを感じますね。好みの問題ではありますが、個人的にはキンカンは焼かずに生で食べる方が好きですね。

焼かずに生のままの方がおいしい?

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では次に、愛媛発の大玉の品種にいってみましょう。

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愛媛発の大玉の品種は果皮が薄くてむきづらい品種なのですが、焼いたおかげでツルっとむけます。

これを半分にカットしてみます。ジュワッとたっぷりの果汁がこぼれます。これは期待できそう!

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それでは実食! むむ……こちらも少し苦い。別の箇所をつまんでみますが、やっぱり苦みが気になります。もちろん甘いんですけど、焼いたことで生で食べた時よりも苦さがやや強調されてしまうように感じます。

糖度が高いことで知られ、甘味のおいしさで有名な大玉の品種ですが、個人的にはこちらも生のまま食べた方が好きですね。

「めっちゃ甘い!」焼きミカンの品種は

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最後は、いちばん入手が簡単な、スーパーなどでよく見かける温州ミカンです。ホカホカ~と湯気がいい感じに立っています。

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加熱することで、あの取りづらい白いスジも、スーッと取れます。

それでは実食! ……これはめっちゃ甘い! 

粒が柔らかくなって口に入れた瞬間に果汁があふれ出します。そして、果肉を噛みしめると鼻に抜けるまろやかな香り。甘さ、香り、口当たりが三位一体となって、濃厚でぜいたくなミカンジュースを飲んでいるような感じです。

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焼きミカンは地方によって色んな焼き方やアレンジがあるようです。ガスコンロの代わりにオーブントースターを使ってもいいでしょう。

また、お酒が好きな人はホットワインに入れたりしてもおいしくいただけます。

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焼きミカン入りのホットワインには、リンゴやシナモンを加えてもよいでしょう。

体も温まってポカポカですよ!

ぜひ、皆さんもこの冬は試してみてください。

※他者への提供は酒税法違反に当たる可能性があるため、自家製サングリアは自己消費用で楽しんでください。

書いた人:星☆ヒロシ

星☆ヒロシ

夫婦で食べ歩きが趣味。夫は食べる専門で、妻は呑む専門。若いころは海外へも足を運んだが、最近は日本の良さを再認識し、旅をしながらその土地ならではのおいしいものを食べ歩く。

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