日本食の代表格「お刺身」。魚を生のまま食べる日本独自の食文化が海外からも注目を集めています。そんな「お刺身」ですが、より美味しく食べるために押さえておきたいポイントがあります。そこで今回は、知っておきたい6つのポイントをご紹介します!
お刺身とは?
「お刺身」とは、生の魚介を食べやすいサイズに細かく切って、醤油などを付けて食べる日本を代表する料理の一つ。もともとは「切り身」と呼ばれていましたが、「切る」という言葉は縁起が悪く「お刺身」へと名前が変わりました。関西では「刺す」も同様に縁起が悪い言葉であったため「作り身」と呼ばれ、そこから「お造り」という言葉が生まれました。現在では、大きなお皿や船に盛り付けたものを「お造り」、それ以外の普通に盛り付けたものを「お刺身」と呼び分けることもあります。
1. お刺身には食べる順番がある?
お刺身には、大きく分けて「さっぱり系」と「こってり系」の2種類があります。同じ種類のお刺身だけが並んでいる場合は左手前から右へ、複数種類が盛り付けられている場合は白身魚のタイやヒラメ、イカ・ホタテなどの「さっぱり系」からマグロやトロ、カツオ・サバといった「こってり系」の順番で食べるのがおすすめです。白身魚でもサーモンは脂が多いので「こってり系」、ブリやカンパチは赤身だけど「さっぱり系」。お刺身やお造りを頼んだ際は、ぜひ店員さんに食べる順番を訪ねてみてください!
2. わさびの正しい付け方は?
日本人の中にはわさびを醤油に溶かしてから食べる人もいますが、わさびの風味が薄れてしまうためできれば避けたい食べ方です。日本食において「混ぜる」という行為自体があまり良いことではないとされています。少量のわさびをお箸で取りお刺身の上にのせてから醤油に付けることで、素材の味とわさびの香りが絶妙にマッチして1番美味しく食べることができます。
3. 醤油の付け方は?
醤油の付け方も気をつけたいポイントです。お刺身に直接醤油をかけたり、両面にたっぷり醤油を付けるのは避けましょう。素材の味とわさびの香りを最大限楽しむために、わさびをのせていない下側だけに軽く醤油を付けるのがおすすめです。
4. お刺身に添えられている千切り大根や大葉は食べても良い?
お刺身に添えられている千切り大根や大葉は「つま」と呼ばれ、お口直しの役割があります。お刺身の横や下に綺麗に盛り付けられていることが多く、つまだけで食べたり、お刺身と一緒に食べるのが一般的です。大根や大葉以外にも、人参やそうめんかぼちゃ、わかめなどの海藻、青じそなどが添えられることもあります。お好みで軽く醤油を付けてから食べるのもおすすめです。
5. 薬味はどうやって食べるの?
わさび以外にもお刺身に風味を添えるおすすめの「薬味」があります。代表的な薬味としては、みょうが・しょうが、かぼす・すだち・レモン、穂じそなど。みょうがやしょうがはお刺身で包んでから外側に醤油を付けて、かぼすやすだち、レモンは刺身に直接かけたり醤油に搾って食べるのが一般的です。穂じそは穂の部分を取り醤油にちりばめることで、見た目も美しいしそ風味の醤油になります。
6. 日本を訪れたら旬のお刺身を食べよう!
季節によってとれる魚が異なるので、せっかくお刺身を食べるならその時1番美味しい「旬のお刺身」を食べましょう!例えば、春は初ガツオ・サワラ・カンパチ・タコ・ハモ、夏はコハダ・アワビ・カジキマグロ・アジ、秋はサンマ・マグロ・シマアジ・サバ・イクラ、冬はマグロ・ブリ・ヒラメ・サバなど。迷った時は居酒屋や和食店で盛り合わせを頼むのがおすすめです!
食べる順番や薬味の使い方など、6つのポイントをご紹介しました。日本でお刺身を食べるときは、6つのポイントを押さえてより美味しいお刺身を楽しんでください!
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
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April 29, 2020 at 01:52PM
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