Thursday, May 18, 2023

瞑想を土台にした食ワーク「食べる瞑想」が禅との掛け合わせで注目|神秘的なモノに引かれる人たちの経済圏 - 日刊ゲンダイDIGITAL

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 禅と食のコラボレーションに国内外から注目が集まっている。日本は四季がはっきりしている。世界的に見ても食材の旬を大切にする文化がある。食と祭事とのつながりも深い。

 大学で禅を研究し、瞑想を土台にした食ワーク「食べる瞑想 ZenEating」を開発したももえさん(32)は、日本の食と禅の感覚を掛け合わせた。ももえさんはいままでに国内外の大手企業を含む30カ国2500人に「食べる瞑想 ZenEating」を提供し、今年1月には「食べる瞑想 ZenEatingのすすめ 世界が認めた幸せな食べ方」を出版している。

「禅では、座禅だけでなく日々の全ての行いが心を磨くと教えられています。現代人は食べることが作業になってしまっていることが多い。食べ物をサプリのようにみなしてしまうと、身体の栄養としか捉えられません。自然とのつながりがあり『命』をいただいているという視点をもち、モードを切り替えることで、食べること自体の体験が変わります。あぐらをかいて目をつぶらなくても、瞑想状態になって、心を安定させることは可能となります」

 都内で行われたZenEatingに私も参加。一つのおにぎりを五感を使い、30分かけて食べた。まず香りを嗅ぎ、唾液が出るのを待ってからおにぎりを口に入れる。噛むまでに時間をおき、嗅覚をさらに研ぎ澄ませ、一口ずつ食感や温度に意識を向ける。さらに食材の旅路を想像することで、食べ物が生き物として浮かび上がってくる。つながりを取り戻したことで、食と感情の関係性を変えることができそうだと、涙ぐむ参加者もいた。

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