食事や運動など生活習慣に気をつけると、将来、認知症になるリスクを下げられることが分かってきた。しかし、今はまだ、実際に認知症予防を意識した生活を送っている人はそれほど多くはない。そこで、『医師が認知症予防のためにやっていること。』(日経BP)の著者である、認知症専門医の遠藤英俊さんに、どんなことを実践しているのか、続けるコツは何かを聞いた。
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40~50代から認知症予防はやったほうがいい?
――認知症というと年を取ってからなるもので、その予防のために今から生活を変えようといわれても、ピンとこない人のほうが多いかもしれません。
遠藤 実は、どのような食事や運動、生活習慣が認知症予防のためになるのかが分かってきたのは、最近のことなのです。WHO(世界保健機関)が「認知症予防ガイドライン」を初めて発表したのは、2019年のことでした。ですから、何をすれば予防になるのかという情報が、まだあまり広まっていないのだと思います。
――なるほど。それでは、仕事が忙しい40~50代の働き盛り世代は、どのようなことをまずやればいいのでしょうか?
遠藤 中年期にまずやるべきなのは、生活習慣病対策です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、アルツハイマー型認知症のリスクを高めます。会社の健康診断でメタボリックシンドローム(メタボ)といわれたら、運動や食事制限に取り組んでメタボを克服しなければなりません。メタボでは、内臓脂肪型肥満をきっかけに、高血圧や糖尿病を引き起こしてしまうからです。
――アルツハイマー型認知症というと、認知症全体の7割を占めるもので、ほとんどが70代以上で発症すると思うのですが、40~50代から対策したほうがいいのですね。
遠藤 その通りです。アルツハイマー型認知症は、脳に「アミロイドβ」というたんぱく質が異常にたまり、それがやがて神経細胞の破壊につながります。アミロイドβがたまり始めてから認知症を発症するまでの時間は、個人差はありますが、20~30年かかります。つまり、70代後半でアルツハイマー型認知症になった人でも、ひょっとしたら40代後半や50代からアミロイドβがたまり始めていたかもしれないのです。
アミロイドβは長期にわたって徐々に蓄積されていくので、40代や50代から生活習慣を見直せば、将来、認知症を発症するリスクを下げられるというわけです。私も血圧が高めなので、50代の頃から血圧を下げる薬を飲んでいます。
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July 02, 2020 at 01:00AM
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