
日本の商業捕鯨再開を機に鯨食に興味を持った。記者は今年の夏、ノルウェーの捕鯨船に2週間乗り、クジラを捕まえ、解体する現場に立ち会った。船上では解体直後の生温かい肉や伝統の煮込み料理を、乗船前には陸上のレストランで肉厚なステーキを食べた。帰国後は、東京の有名店で刺し身に始まりラーメンで締めるフルコースも食べた。ふだん取材拠点にしている名古屋はクジラ料理のイメージが薄い。でも探しているうちに、豊富なクジラ料理を出す店にたどり着いた。
「レアステーキ丼」にどて煮も
「魚料理とすし 下(しも)の一色(いしき) グローバルゲート店」は、名古屋市の水産卸売会社「寿商店」が展開する飲食店だ。愛知県を中心に10店舗以上出店を重ね、グローバルゲート店は名古屋駅南側の再開発地区に、2017年秋にオープンした。
ランチには海鮮丼や天ぷら定食など魚中心のメニューが並ぶなか、一番人気が「鯨レアステーキ丼」だという。クジラが「高級食品」になって久しい日本で、みそ汁と茶わん蒸しが付いて税込み998円で食べられるのはうれしい。
どんぶりには分厚い鯨肉がたっ…
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December 17, 2019 at 09:30AM
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クジラ飯、かむほどに肉汁 捕鯨船に乗った記者が食べる - 朝日新聞
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