【七飯】地域の食の魅力を通じて活性化を図る「第1回北海道ワクワク食べる大学」が28日、道の駅「なないろ・ななえ」で開講した。初回は「紅白いももち大合戦」と題して、地域の子どもたちや観光客らが参加。ジャガイモで作る2色のいももちを2色のパスタソースを作って味わった。
道南に住む人たちが互いに講師になりながら、試食会や料理教室などを行うまちづくり大学として、同道の駅構内のいももちやを運営する食育デザイン会社「のこたべ」(平島美紀江社長)が企画。同道の駅で「いももちや」を営む近江谷君子さん(87)、木古内町のレストラン「どうなんデス」の八木橋一洲シェフ(24)が講師を務めた。
近江谷さんが仕込んだジャガイモは、町内産のビーツを混ぜて赤く色付けしたものも用意。子どもたちと一緒に一口大に丸めてフォークで潰し、コイン上のニョッキのような形にした。近江谷さんは「1時間半かけて練ることで、食感が普通の餅のようになる。『寝る(練る)子は育つ』のと一緒」と笑う。
続いて、八木橋シェフは炒めたベーコンやタマネギが入ったトマトソース、生クリームと牛乳、明太子で作るホワイトソースを指導。ゆでたいももちをフライパンで絡めて味わった。
参加した函館八幡小学校4年の五十嵐みいさん(10)は「楽しかった。ホワイトソースの方が柔らかいイメージでおいしかった。家でも作ってみたい」と話していた。
次回は1月18日に、噴火湾産の魚の干物を使ったブイヤベース作りを行う。
函館新聞電子版
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