Friday, September 23, 2022

博物館などで古文書食べる害虫「シミ」相次いで発見 外来種か - nhk.or.jp

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今回見つかった「ニュウハクシミ」は、大きさ1センチほどで、体全体が白っぽい色の「うろこ」で覆われていて、長い触角があるのが特徴です。

これまで国内では報告が無く、和名が無かったため、今回、東京文化財研究所などのグループが和名として新たに「ニュウハクシミ」と名付けました。

この数年、国内の博物館などから害虫を捕まえるトラップで捕獲されたという報告が相次いでいるということで、これまでに北海道から九州までの少なくとも7か所から捕獲の報告が寄せられているということです。

従来のシミは、捕獲されても、1か所で1匹、2匹程度だったのに対して「ニュウハクシミ」は100匹以上捕獲されたケースがあったということです。

また、これまで見つかった「ニュウハクシミ」は体の特徴からすべてメスで、研究のためにメス1匹だけを飼育しても次々と増えたことなどからメスだけで繁殖できる可能性があるということです。

「ニュウハクシミ」は、100年以上前の1910年にスリランカで初めて報告され、2017年にヨーロッパでも初めて確認されたということで、これまでにおよそ20か国で見つかっているということです。

グループによりますと、ヨーロッパなどでは新型コロナウイルスの影響で博物館などが閉館していた間に繁殖した可能性が指摘されているということです。

国内での詳しい実態は分かっていませんが資料の貸し借りなどを通じて「ニュウハクシミ」が広がったとみられるということです。

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