Monday, October 31, 2022

「食べることは生きること」 中江裕司監督映画「土を喰らう十二カ月」を語る:中日新聞Web - 中日新聞

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映画の一場面ⓒ2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会

映画の一場面ⓒ2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会


 信州を舞台に一人暮らしの高齢男性の丁寧な暮らしぶりを描いた映画「土を喰らう十二カ月」が十一月十一日から、名古屋市の伏見ミリオン座など全国で公開される。四季の移り変わりを描くため、一年半かけて撮影。中江裕司監督は「製作の都合に合わせるのではなく自然の流れの中で誠実に撮影した」と語った。

 作家のツトム(沢田研二)は、畑で野菜を育てながら人里離れた山荘で愛犬と暮らしている。十三年前に亡くなった妻の遺骨を手元に置き、少年時代、禅寺で覚えた精進料理を作る日々を送る。時折、東京から訪ねてくる編集者の恋人真知子(松たか子)との時間が楽しみの一つだ。

 世話になった禅寺の住職の娘が訪ねてきたり、義母が亡くなったり。穏やかな生活の中にも喪失を感じ、ツトムは真知子に同居を持ちかけるが、少しずつ二人の心境に変化が生じ…という物語。

 小説家の水上勉の料理エッセーを原案に、中江監督が脚本を執筆。「本物」を求め、ツトムの家は白馬の廃村に残されていた屋敷を改装して使用。空き地を開墾して畑にし、地元農家の指導を受けたスタッフがミョウガやワラビ、ホウレンソウなどを栽培した。「食べることは生きることに、生きることは死ぬこ...

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