ちょっと待った！ 栄養士が教える、体重を減らしたい時の｢スムージー作り｣で気を付けること - Business Insider Japan

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Tijana Simic

• スムージーは栄養たっぷりのおやつまたはドリンクになる。
• ただ、何かを食べるよりもカロリーが多くなってしまうことがよくある。
• スムージーで脂肪を減らしたい場合は、バランスが良く、食べるよりもカロリーが少なくなるものを選ぼう。

スムージーは、健康意識の高い人々の食生活に欠かせない"定番"だ。アスリートから俳優まで多くのスターや専門家たちが近年、自分が飲んでいるスムージーのレシピをシェアしている。

ただ、体重を減らしたいクライアントにはスムージーを勧めないという栄養士も中にはいる。

スムージー自体にもともと太る要素があるわけではない。しかし、イギリスの栄養士アンジェラ・クルーカス（Angela Clucas）さんは、食べ物をミキサーにかけて飲むと、脂肪を減らすのに必要な"カロリー制限"を維持するのが難しくなると話している。

｢ミキサーにかけて飲むのは、食べるよりも圧倒的に簡単なんです｣とクルーカスさんは言う。

スムージーはアスリートや筋肉をつけたい人には良いものの、一般の人々はその"健康的な雰囲気"に惑わされてカロリーの高さに気付かないことがあると、クルーカスさんは考えている。

とはいえ、自分にとって野菜を美味しく食べられる方法がスムージーしかないなら、スムージーを飲む方が野菜を全く食べないよりもいいとクルーカスさんは話している。

｢野菜が苦手だからいろいろな野菜をミキサーにかけて飲みたいというなら、それは良いことです｣とクルーカスさんは語った。

｢ただ、絞ってはダメです。食物繊維が失われてしまいます｣

食物繊維は特に、消化や腸の健康維持にとって重要だからだ。

脂肪を減らす助けになるスムージーの作り方

減量を目指している場合は、ミキサーにかける前にスムージーに入れようとしている材料を全て皿に並べて、これを一度に食べるかどうか自問するよう勧めている。

｢たっぷりのヨーグルト、バナナ1本、リンゴ1個、パイナップル半分、スプーン1杯のピーナッツバターを見て『こんなに食べたらお腹がいっぱいになってしまう』と思ったら、飲まないでください｣とクルーカスさんはアドバイスしている。

栄養士のニコラ・ラドラム＝レイン（Nichola Ludlam-Raine）さんも、スムージーは栄養素を摂取する良い方法だと考えている。ラドラム＝レインさんは以前、Business Insiderにバランスの良いスムージーの作り方を教えてくれた。フルーツだけで作ったスムージーはお腹がいっぱいになりにくいので、飲んだ後すぐに別の食べ物に手が伸びてしまうかもしれないとラドラム＝レインさんは話していた。

一方、ギリシャヨーグルトやナッツバター、オーツ、プロテインパウダーといった材料は、風味だけでなく、ヘルシーファットや食物繊維、タンパク質をプラスしてくれ、満足感が得られるという。

スムージーは、ゆっくりとエネルギーを供給することで食べ過ぎを防ぎ、満腹感を保つことにもつながるし、運動後の回復に必要なタンパク質も摂ることができる。また、時間はないけれど栄養価の高い食事やおやつが欲しい時の良い選択肢にもなるとラドラム＝レインさんは話している。

ただ、脂肪を減らしたい場合は、その分のカロリーも計算に入れておこう。

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