香ばしい香りが食欲をそそる。頬張ればふわふわの生地の食感、甘じょっぱいたれの味が口いっぱいに広がる。多くの群馬県民が支持するソウルフード「焼きまんじゅう」。上毛新聞が焼きまんじゅうをテーマにアンケートをしたところ、意外と食べる機会は限られているのでは―という実態が浮かび上がった。一方で多くの県民が焼きまんじゅうへの思い出、深い愛着を持っていた。
「3カ月に1回」が最多
アンケートは16~25日にインターネットで行い、249人から回答を得た。焼きまんじゅうを食べる頻度は「3カ月に1回」が最多の71人。「ほとんど食べない」58人、「半年に1回」54人、「1年に1回」40人と続いた。
理由を尋ねると「無性に食べたくなる時がある」(「3カ月に1回」、前橋市、40代男性)、「町や地区の祭りで」(「半年に1回」、大泉町、50代男性)、「(群馬の)実家に帰省するときに必ず食べる」(「3カ月に1回」、東京都北区在住でみなかみ町出身、30代女性)や「近くに店がない」(「半年に1回」、安中市、30代女性など)といった回答があった。「物価高騰で」頻度が下がったという回答や、健康志向で遠ざかったという声もあった。
インターネット上で論争を呼ぶことがある「あんこなし」「あんこ入り」の好みも尋ねた。「あんこなし」は「どちらかといえば」を含むと220人で88%が支持した。理由を尋ねると「食べなれている」「あんなしで麹の香りや小麦の風味を楽しみたい」「(あんこ入りは)重い」「邪道」といった意見があった。「あんこ入り」をそもそも知らないという回答も目立った。
「あんこ入り」は「どちらかといえば」を含めて29人だった。「あん入りの方がしっとり感がある。甘くておいしい」、「食べやすい、味に変化がある」「塩気のある味噌だれとあんの絶妙な甘辛さが最高」などの意見が寄せられた。
歴史的にあんこ入りの焼きまんじゅうは後発で、伊勢崎市、沼田市などで食べられてきたとされる。アンケートでは、「あんこ入り」を支持した人たちの中で両市の市民や出身者が目立つ状況ではなかった。
からの記事と詳細 ( 焼きまんじゅう、どのくらい食べる?あんこ入りとあんこなし、好みはやはり…?《アンケート》 - 株式会社 上毛新聞社 )
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