Thursday, February 29, 2024

「ヨーグルトは夜食べる」「カニカマは絶好の食べ物」…鎌田實医師が伝授!「長生きするための食の新常識」(週刊 ... - 現代ビジネス

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<健康のために必要な栄養素は時代と共に変化する。生活習慣病の増加が社会問題化した90年代以降は、食物繊維やカルシウムを多く含む食品が推奨された。結果、日本人の平均寿命が延びたのはいいことだが、状況は変わった。

それなのに従来通りの「おすすめの食事」を続けることで新たな問題も出てきているというのは、『鎌田式長生き食事術』で「健康になるための食のすべて」を記した、医師の鎌田實氏だ。2024年の今に最適な食事法を紹介してもらった。>

発売即重版がかかった鎌田先生の新著にも、「食べ方の秘訣」がふんだんに記されている

長生きできる人の共通点

2000年代以降、メタボが注目されるようになりました。65才以上の男性は「メタボになってはいけない」と恐怖すら感じている人もいるようです。メタボを意識することは悪いことではないのですが、その反動も出てきています。

65才以上の男性は13%、女性の22%は低栄養傾向にあると言われています。今の日本の高齢者は、低タンパクで筋肉が少ないのが大きな問題になってきているのです。それが進むとフレイルになるリスクが増します。

フレイルとは、筋力や心身の活力による虚弱状態で、これを放置すれば、転倒して、寝たきりになってしまう。実際、介護保険の世話になる理由の第一位は認知症、二位は脳卒中だが、三位、四位、五位はフレイル、つまり虚弱が原因です。しかも、三位、四位、五位の合計は33.5%になり、認知症の倍になってしまう。

介護保険の世話になるのは認知症よりフレイルの方が恐いわけですね。つまり、65才の人が更に年を重ねて85才、90才になったら、メタボ以上に注意するべきはフレイルと言ってもいいでしょう。

実際、私の経験で言えば、多少肥満の人の方が、長生きをしています。これを僕は「肥満パラドックス(逆説)」と呼んでいます。同様に「コレステロールパラドックス」というのもあり、栄養失調気味でフラフラしている人よりも、ちょっとくらいならコレステロールが高い程度の人の方が、結果長生きが出来るのです。

では、フレイル対策として具体的にどんな食材を食べればいいのでしょうか。

これまで栄養士さんが健康のために推奨していたのが「まごはやさしい」。要は、豆、ゴマ、ワカメ、野菜、魚、椎茸を食べましょう、というものです。65才以下でメタボ気味の人にはとても有効ですが、これだけでは低栄養で、フレイルになってしまう恐れがある。65才を過ぎたら、むしろ肉や油もある程度食べた方がいいというのが僕の意見です。

時にはトンカツを食べるのもいいし、ラーメンもいいでしょう。ただ、365日毎食、そうしたものを食べるのはからだにいいとは言えない。食べたいときはこってり系を食べるのもいいが、それ以外の時は健康を意識した食事をとることも考えて欲しい。

そこで、僕が提唱しているのが「あさはきたにぎやかだ」。

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