Friday, June 3, 2022

葉をムシャムシャ食べるカイコの幼虫、展示 三重 - 朝日新聞デジタル

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菊地洋行

 津市一志町高野のJAみえなか郷土資料館で、カイコの幼虫の飼育展示が始まった。繭を作り始める20日ごろまで、朝夕に桑の葉を与える時に見学できる。旧一志町で盛んだった養蚕業の歴史を伝えるため、毎年開催してきたが、コロナ禍で公開を中断。3年ぶりの飼育展示だ。

 カイコの幼虫は、日本で古くから飼育されている在来種の「小石丸(こいしまる)」や、オスとメスで異なる色の繭をつくる「黄白(おうはく)」など4種類。食欲が旺盛になると幼虫たちは葉をムシャムシャ食べるようになり、「ザワザワ」と雨降りのような音がするという。

 飼育には地元の「蚕糸研究会」「一志町歴史語り部の会」が協力し、生糸や繭の工芸品などを作っている。見学・給桑(エサやり)は、午前9~10時、午後5~6時の2回。20日までは土、日曜日も飼育展示を行う。(菊地洋行)

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