「火をおこすから薪をとってくる」。そう言って、オーストラリア先住民、アナング族のワンノンが乾燥した枝を拾い集めてきた。彼女に部族の土地を案内してもらっていた時のこと。手際よく火を付け、いっきに炎が大きくなる。夜のキャンプファイアくらいしかしたことがなかったから、日が差している暑い時間帯に火をつけるのはなんだか不思議。火をおこしてからランチを用意するのは特別な気がした。
(オーストラリア・ミューティテュル)
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