串カツ田中ホールディングス(HD)は店内での揚げ物をソースに漬けて食べる方式から、ソースをかけて食べる方式に変更した。串カツは複数人でソースが入った容器に漬けて食べるのが一般的。ただ容器に飛沫が入る可能性もあるため、かける方式に切り替えて新型コロナウイルスの感染を予防する。
「串カツ田中」の全約280店で、新しい食べ方に変更した。来店するグループごとにソースが入った調味料入れを出し、客はお皿に置いた揚げ物にソースをかけて食べる。従来の食べ方を希望する場合に限り、ソースが入った調味料入れと空の容器を提供する。
従来はつけ込んで食べるソースをグループごとに新しく出していたため、約1年前から経費削減を目的に提供方法を変える案を議論していたという。
ソースを共有して使うことを不満に思う客の声も寄せられていたが、「ソースに揚げ物を漬けて食べるのが串カツ文化であったため、変えてこなかった」(同社)。
緊急事態宣言も解除され、店内飲食を楽しむ消費者が増えている。新型コロナの感染予防が求められるなか、串カツの食べ方の新常態を模索する。
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June 24, 2020 at 12:00PM
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新型コロナ:串カツ田中、揚げ物はソースをかけて コロナ予防で - 日本経済新聞
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