衝撃的&面白い内容で、1995年の発売以来大反響を呼び、ついには2017年に改訂版も発売された「お嬢さまことば速修講座」。エレガンスを標榜する25ans読者の皆さまに、真のエレ女へ近づく言葉遣いのテクニックを、同書から抜粋してお届けします!
―親しき仲にも敬語づかい。ご友人にフィナンシェをお勧めするとき「フィナンシェ食べる?」はあまりよろしくないとおっしゃる加藤ゑみ子さんの真意とは?
医療従事者の方への感謝とともに、新型コロナウイルスに罹患なさった方々へお見舞い申し上げます。こんなご有事ともいえるときこそ、お嬢様の真価が問われるのでございます。
親しい仲でも敬語をつかうのがお嬢さま
敬語とお聞きになった瞬間、ため息をついてしまわれる方も少なくないかと存じますが、要は、、ごく当たり前の敬語づかいを、日常的になさるだけで、「お育ちのよろしい方」と思っていただけるのですから、考え方によっては、とても容易なことでございます。
「お(ご)+〇〇になる」で尊敬語のできあがり
お嬢さまらしい敬語づかいのポイントを二つ、お話しいたしましょう。まず、最初のポイントは、お嬢さまらしい敬語を選ぶということでございます。
敬語のうちの尊敬語をつくるには、原則として、語尾に「れる」「られる」をつければよろしいのですが、このつくり方ですと、受け身や可能の意味の「れる」「られる」と紛らわしい場合がございます。お嬢さまとしては、それよりも、「お(ご)+〇〇になる」のつくり方のほうがよろしいでしょう。さらに、もともと独立した敬語がありますものについては、そちらを用います。
たとえば、「フィナンシェを食べられますか?」では、フィナンシェを食べることができるかどうかをお聞きしているようになってしまいます。それよりは、「フィナンシェをお食べになりますか?」が簡単明瞭。でも本来は「フィナンシェを召し上がりますか?」の方が、よろしいかとぞんじます。
「お(ご)+〇〇いたす(申し上げる)」で謙譲語のできあがり
謙譲語をつくる場合は、「お(ご)+〇〇する」を原則に、「する」の部分を「いたす」「申し上げる」「させていただく」と変化させます。〇〇の部分に尊敬の動詞を用いないことは、申すまでもございません。
たとえば、「わたくしが、ご案内します」。さらに丁寧に申し上げる場合は、「ご案内いたします」「ご案内申し上げます」。
●敬語を日常的につかうだけで、お嬢さまっぽくなる。
●語尾に「られる」「れる」をつけるより、「お(ご)+〇〇になる」の方がお嬢さまらしい。
●謙譲語は原則として、「お(ご)+〇〇いたす」
―友人同士のあいだではついつい言葉がくだけがちになるもの。言葉遣いを変えてみたら、違う世界が見えるかも知れませんね。
※この内容は「お嬢さまことば速修講座」(ディスカバー・トゥエンティワン発行)の内容を一部抜粋・加筆修正したものです。
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PROFILE
●加藤 ゑみ子(かとう・えみこ)さん●
インテリアアーキテクト 株式会社空間構造代表、NPO法人にこにこソサエティーアドバイザリー。住宅、インテリア設計、家具その他デザインやテーブルセッティングなどを手がける。
衣食住全般の研究における著作は、「お嬢さまことば速習講座」「お嬢さま生活復習講座」「和のルール」「美しく暮らす36の知恵」「収納のルール」「美的のルール」「最上級のライフスタイル」「淑女に見える気品のルール」「雅な日本語」「手軽にできる丁寧な食生活」「盛り付けのセオリー」「上質なものを少しだけもつ生活」など多数。
新刊「自分を躾る」がディスカヴァー・トゥエンティーワン出版より発売中。
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