Friday, July 7, 2023

CO2をパクパク 年間60キロ食べる自販機 アサヒ飲料開発朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

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金子智彦

 アサヒ飲料が開発した「二酸化炭素(CO2)を食べる自動販売機」が6日、お披露目された。機内に備えた特殊な装置がCO2を吸収する。一般的に自販機を1年間動かすのに必要な電力をつくると、およそ300キロのCO2が排出される。「食べる自販機」では、このうち2割分を削減できると見込む。

 大阪府門真市の商業施設で先月末から稼働中の自販機を報道公開した。装置の外見は箱のようで、中に天然の鉱物に特殊加工を施し、粉末にしたCO2吸収材が入っている。箱自体も吸収材でつくっている。

 「食べる自販機」では、CO2だけを集める吸収材入りの装置を月2回交換することで、年間の排出量を約60キロ抑えられる。CO2を吸収した粉末は、コンクリートの原料と混ぜ合わせて使い、CO2を封じ込める。また、肥料に混ぜることで土壌にCO2をため込み、植物の生育を促すこともできる。

 今年中に全国で約30台を設置し、場所によるCO2吸収量や吸収スピードの違いなどを検証する。2030年までにCO2の排出量と吸収量が同じとなるカーボンニュートラルの自販機開発をめざす。(金子智彦)

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