子どもたちだけで食卓を囲む姿を思い浮かべる。仕事だから仕方がない。頭では分かるけど、もどかしい気持ちは消えない。ひとりぼっちではないものの、親子での語らいがない食卓。それも「孤食」かも。そう思うと、ちゃんと食べてくれたかが気になって、頻繁にLINEを送る。
愛知県に住む女性(43)は派遣の事務員として働きながら、17歳、15歳、11歳の男女3人の子どもを育ててきた。夫は10年ほど前に亡くなった。実家は遠方だ。
生活の厳しさもあって、2年ほど前に実入りのいい長距離トラックの運転手へと転じた。北海道から九州まで月平均で約1万キロを移動する。カレンダー通りに休めることはない。自宅のドアを開けるのは、子どもが寝静まった後になる日もある。午前3時に家を出て、仕事に向かうこともある。
休みの日には、おかずを作り置きする。冷蔵庫や冷凍庫は、密閉容器に入ったカレーやとん汁、ナスの煮浸しなどであふれている。育ち盛りの子どもたちだ。帰宅すると、その減り具合をみて安堵(あんど)する。
「お母さんも食べるでしょ?」次女の言葉がもどかしい
いつもは3人の子どもだけで…
からの記事と詳細 ( 仕事で帰れない夜、子ども3人の食卓 母が願う「誰かと食べる場所」:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/oOKCQIP
0 Comments:
Post a Comment