ジャガイモのでんぷん粉を原料にした「もぐカップ」は、守谷市に工場と研究所のあるアサヒビールが、愛知県の丸繁製菓と共同開発。現在は、社会貢献事業を引き継いだアサヒユウアスが使い捨てのプラスチック製カップの代用品として普及に力を入れている。
SDGsをテーマに3月25日、オンラインで開かれた「第5回こども新聞サミット」で、地球環境を考えるチームに参加したつくば市立東小4年(当時)の北村蒼良さんが「使い捨てを減らそう」と全国に発言。「もぐカップ」の活用を検討していた同ホテルで取材した内容を紹介した。これが縁でデザートの試作が進んだ。
26、27の両日、ホテル前広場で開かれたイベントでは、「もぐカップ」を使った2種類の「もぐっとパフェ」の試験販売が実現。家族と来場した小学6年(当時)の亀川蒼(あお)さんは「カップごと全部食べられ、ごみが出ないので、二酸化炭素の排出削減にもつながる。おいしくて、地球にも優しいので、とてもいい」と話し、チョコパフェを堪能。大型連休の企画にも期待を寄せていた。
5月3、4の両日には、無料で麦わらストローづくりなどが楽しめる「SDGs体験ワークショップ」も開かれる。問い合わせは同ホテル(電)029(852)1112。
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