プロ野球・日本ハムの新庄剛志・新監督（49）が4日、札幌市内で就任の記者会見を行い、「自分が一番びっくりしているが、自分しかいないとも思う。プロ野球を変えていきたい」と意気込みを語った。1年契約で、背番号は日本ハムでの現役時代と同じ「1」。
「新庄劇場」と称された派手なパフォーマンスは監督になっても不変だった。えんじ色のスリーピースと、えりの立った白シャツという、ど派手な衣装で登場。冒頭、「選手兼監督で契約していただき」とジョークを飛ばし、川村浩二球団社長に「監督だけです」と突っ込まれるなど快調に飛ばした。
新庄節は絶好調。「監督」と呼ばれるのを嫌がり、「ビッグボスと呼んでください。（以前住んでいた）バリ島で呼ばれていた。僕の人生なんてそんなもん。カンピューターで突き進んでいるだけ」と話した。実際、報道陣に配布された名刺には「BIGBOSS SHINJO」と記されていた。
パフォーマンスについても早速、腹案を披露。現役時代、ゴンドラに乗って登場したこともあり、「選手と一緒に天井から降りたい」と明かした。
ほぼ同時に就任した稲葉篤紀ゼネラルマネジャー（GM、49歳）は現役時代からの盟友で意思疎通は万全。「あっちゃん（稲葉GM）には左打者専用のコーチを頼んでいる。僕も監督兼外野守備コーチをやる」とおどけてみせた。
一方で勝負に厳しくこだわるストイックな一面も垣間見えた。「複数年（契約）にはいいことはない」と自ら1年契約を志願。会見後の写真撮影でカメラマンから球団社長らと握手するよう求められると、「握手は頂点に立ってから」と断った。【岸本悠】
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