ポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指す広島・鈴木誠也外野手の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が28日(日本時間29日)、オンライン会見に応じて、交渉状況について語った。ウルフ氏によると、最大15球団が鈴木誠に興味を示しており、オンラインでの話し合いを重ねているという。ウルフ氏は鈴木誠が契約年数を含めた金銭面の条件よりも「環境」と「勝利」を優先していると説明した。
百戦錬磨の代理人が、鈴木誠フィーバーに驚いていた。「最近、例をみない市場となっている。想像以上の球団がとてもアグレッシブに獲得を目指している」とウルフ氏。ポスティング申請手続きが終了し、21日(同22日)に全30球団に契約可能選手として通達されてから1週間。コロナ禍でもあり、鈴木誠は渡米を控え、獲得希望球団とのオンライン会見を設定した。すると日本での実績に加え、WBC、東京五輪という国際舞台での活躍、27歳という若さなどの魅力があふれる逸材に対して「8~15球団」(同代理人)と大リーグの半数に及ぶ球団が名乗りを挙げた。
現在は1球団につき、約1時間半のオンライン交渉を随時、行っている最中。各球団のGM、監督ら首脳陣が出席し、球団が日本語で用意したプレゼン用ビデオも続々と届いている。鈴木誠も懸案事項を質問したり、メジャーでの目標を雄弁に語っているという。
ウルフ氏によると、鈴木誠が重視するのは契約年数や年俸よりも「家族が安心して暮らせて、野球に専念できる環境」と「来年か、もしくは近々にもプレーオフで戦えるチーム」という。米メディアではマリナーズ、レンジャーズ、メッツ、ジャイアンツなどが争奪戦に参加していると伝えられ、4年総額4000万ドル(約46億円)以上の大型契約の可能性も報じられている。
12月1日(同2日)が交渉期限となっている新労使協定。ウルフ氏の見立ては「95%はロックダウンに入ると思う」という。現在の交渉期限は米東部時間12月22日午後5時(同23日午前7時)だが、ロックダウンに入った時点で、鈴木誠の交渉は一時中断となる。「両者(選手会とオーナー側)の隔たりは大きいが、出来るだけ早くまとまって欲しい」とウルフ氏は早期締結を願った。
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