UCC上島珈琲は、コーヒー豆をまるごと使った食品「YOINED(ヨインド)」を11月1日から数量限定で販売する。
焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を凍結したあと粉砕し、コーヒーオイルや植物油脂、砂糖などで固めた。
見た目はチョコレートのようだが、カカオ豆は使っていない。飲むコーヒーに比べ、口に入れた時の香りが長く続き、豆が持つ甘みや酸味、苦みを強く感じられるという。
約23粒のコーヒー豆を1枚に凝縮させたコーヒー豆配合量40%の「CRAZY BLACK」と、同15%の「MELLOW BROWN」をそれぞれ3枚の計6枚セットで販売する。
同社によると、コーヒーをいれた後に残った豆かすにも香りや味が残っているといい、コーヒー豆が持つ成分を残らず味わうために開発に乗り出した。粉砕法などで試行錯誤を繰り返し、構想から商品化まで20年以上かかったという。
1枚当たりのコーヒー豆の使用量は飲用より少ないため、カフェイン量も少ない。
同社の担当者は「飲むコーヒーではすぐに消えてしまう香りを十分に味わえる商品となった。コーヒーの新たな魅力を食べて体験してほしい」と話している。
価格は2700円(税込み)。UCCの直営店や公式オンラインストアなどで、11月1日から2024年3月末まで販売する。なくなり次第終了。【松山文音】
からの記事と詳細 ( 「食べるコーヒー」UCC発売 商品化に20年以上 11月から数量限定 - 毎日新聞 )
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