「コクチョウの肉はおいしく、薬効がある」──北朝鮮の朝鮮労働党機関紙はこのように伝えた。報道などによると、北朝鮮が直面する経済低迷と食料不足は、同国に新たな手法の導入を余儀なくさせているようだ。 食料不足が何年にもわたって続いている北朝鮮。国民の意識を高める新たなキャンペーンでは、コクチョウを食べるよう、呼び掛けている。 北朝鮮の国営メディアは最近、コクチョウの肉を貴重な食料源として宣伝し始めた。党機関紙は「コクチョウの肉はおいしく、薬効がある」とし、コクチョウを新たに産業規模で飼育することで、住民の生活が向上すると伝えた。 韓国のシンクタンク、朝鮮半島・和平繁栄インスティチュートのキム・ヒョンドク氏は、「食べ物の種類を増やすという点では意味がある」と述べた。「北朝鮮の食糧不足は建国以来続いている。国際社会や国連からの制裁によってさらに危機的な状況となり、新型コロナウイルスの発生を受けて状況はさらに深刻化している」と指摘した。 また「北朝鮮は自給自足を目指しているが、それができない。ある程度他国との貿易が必要であるものの、それが制限されている限り、状況は悪化する一方だ」と述べた。 北朝鮮の金正恩総書記は、同国の食糧状況が緊迫していることを公に認めている。報道などによると、韓国の情報機関は、金委員長が米の一粒一粒を数えて農業を大々的に推進するよう命じたとみている。 ただ韓国の情報機関はまた、北朝鮮の今年の収穫は改善する可能性があるともみている。また、ロシアと中国との貿易がパンデミック前の水準に戻ることも見込まれる。
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