◆ＪＥＲＡセ・リーグ 巨人１１―１ヤクルト（２３日・東京Ｄ）
巨人が本拠地最終戦でクライマックスシリーズ進出を決めた。初回に丸佳浩の２２号３ランなどで４点を先取すると、５点リードの６回には再び丸が２３号ソロアーチ。その後も打線がつながり大勝。先発の菅野智之は５回１失点と好投し、９月１９日阪神戦以来の白星となる６勝目を挙げた。今季限りでの引退を発表している亀井善行は５回に代打で登場し三ゴロに倒れたが雄姿をファンの目に焼き付けた。
勝てばＣＳ進出が決まる試合で、打線は初回から打者一巡の猛攻を見せた。先頭の松原聖弥、続く坂本勇人の連打で無死一、三塁とチャンスを作ると、ここで丸が右翼席へ先制の２２号３ランを運んだ。丸の２試合連続弾で勢いをつけると、なおも中田翔の左翼線二塁打などで１死満塁とし、ヤクルト先発のベテラン左腕・石川を１／３回でＫＯ。広岡大志が右前適時打を放つなど、打者１０人の猛攻で４点を先取した。
５回には先頭の丸の中越え二塁打と四球などで１死満塁とすると、大城卓三が押し出し四球、広岡の代打・若林晃弘は押し出し死球で２点を追加した。なおも２死満塁で菅野の代打・亀井が打席に入り三ゴロに倒れた。
６回には丸が右翼席へ２３号ソロを放った。この日４安打目となる一発で追加点を奪ってリードを６点に広げた。
先発の菅野は初回は走者を許したが、２、３回は３者凡退で打ち取った。４回には１死から村上に中越え二塁打を浴びると、続くサンタナに左翼線適時二塁打を許して１点を失ったが、５回まで２安打１失点の好投。５回裏に打席が回ってきたところで代打を送られた。
２番手の高橋優貴は６回を打者３人で無失点に抑えた。７回にはＲ．デラロサが２死一、二塁のピンチを招いたが後続を断った。
打線は７回にも松原のタイムリーなどで４点を追加して、リリーフ陣は無失点で試合を締めた。
巨人は本拠地最終戦、今季１４２試合目で３位を確定させて、ＣＳ進出を決めた。
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