肉を食べるのをやめても、メンタルヘルスは改善しない
今回のメタ分析には、2001年から2020年半ばまで、4大陸、17万2000人近くの被験者 ── このうち約15万8000人が肉を食べていて、1万3000人が肉を食べていなかった ── を対象に行われた研究も含まれている。 2つを除いて全ての研究が、被験者が肉を食べるかどうか自己申告した上で、不安やうつを経験したことがあるか答えるアンケートをもとにしていた。 そして、メタ分析は「肉を食べないことはメンタルヘルスの不調と明らかに関連がある」と結論付けた。 これは被験者の性別に関係なくそうだ。ただ、研究者らは相関に影響を与える他の要素 ── 年齢や具体的にどのような種類の肉を食べているのか、社会経済的ステータス、心の病の既往歴、肉を食べなくなってからどのくらい経っているかなど ── を確認することはできなかった。 それでも、過去の研究に基づいた分析結果は似たような傾向を見せているため、ドベルセク氏は驚きはなかったと話した。実際、ドベルセク氏のチームが2020年に発表した分析は、肉を食べないこととうつや不安、自傷行為のリスクの高さは相関していると示唆している。 加えて、ドイツの研究チームによる2021年7月の分析でも、ベジタリアンは肉を食べる人に比べてうつ状態にある人が多かったことが分かった。 「食べ物や飲み物を断つことでより健康に、より幸せになれるという考え方は短絡的かつ非科学的で、根拠がありません」とドベルセク氏は話している。
からの記事と詳細 ( 肉を食べる人の方が菜食主義者より「うつ」や「不安」を訴える人の割合が少ない 最新分析(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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