お祭りの「太鼓台」をケーキで再現
早戸敦子リポーター: スイーツでお祭りを盛り上げると聞いたんですけど、どういうことなんですか 菓子工房 心・大地加奈子さん: 太鼓台のケーキになります こちらでは、3年ほど前から新居浜太鼓台と西条のだんじりの立体デコレーションケーキを作っている。 菓子工房 心・大地加奈子さん: お客さまが「これを作ってほしいです」って、写真を持ってこられたんです。それがきっかけで作り始めました 夫の康博さんが焼いたスポンジに、妻の加奈子さんが10色以上の生クリームを作り、立体のデザインを描いていく。ケーキはひとつひとつがオーダーメイドで、太鼓台のケーキは写真などをもとに精密な絵柄を再現。 細かい図柄を描く秘密は、「コルネ」と呼ばれる「搾り紙」。 菓子工房 心・大地加奈子さん: これがコルネなんですけど、自分で好きな大きさに搾り口を変えれるというか、太さを変えられるので 工程ごとに先端の搾り口の太さを調整しながら、一本一本繊細な線を描いていく。 早戸敦子リポーター: 細かい、気が遠くなるくらいの作業ですね 1つ作るのに1時間半から2時間以上かかることもあるという。生クリームが溶けて線が崩れないよう、冷蔵庫で何度も冷やして固めながらの根気のいる作業。そして、2時間あまりかけて… 菓子工房 心・大地加奈子さん: 完成しました 早戸敦子リポーター: 実際こうやって近くで見ると、立体感に圧倒されますね できあがったのは、地元の飯積神社の「飯岡本郷太鼓台」。細かい龍の鱗から、上幕の天照大神の図柄まで再現されている。 菓子工房 心・大地加奈子さん: 本当はもっと細かくしたいんですけど、(コルネ)ペンの限界が(笑) 卵や砂糖など素材にもこだわっている太鼓台ケーキの味は。 早戸敦子リポーター: もったいないから、どこから食べようってことになりますね。深みのある味わいといいますか、見た目のインパクトに負けない上品な味わいです 菓子工房 心・大地加奈子さん: 来年は(祭りが)できるといいなと。やっぱり本当のお祭りとケーキと一緒に楽しんでもらえるのが一番いいなと思います (テレビ愛媛)
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