Friday, October 29, 2021

地下のキノコ、鳥が食べる 南米森林で確認―米フロリダ大 - 時事通信ニュース

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2021年10月29日15時59分

【図解】南米南部の森林で地下のキノコを食べる鳥

【図解】南米南部の森林で地下のキノコを食べる鳥

 南米大陸南部の太平洋側に広がるナンキョクブナの森林で、浅い地下に生えるキノコをスズメの近縁のオタテドリが日常的に食べているのが確認された。米フロリダ大などの研究チームが大規模な調査を行い、29日までに米科学誌カレント・バイオロジー電子版に発表した。

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 生きた樹木の根元に生えるキノコは、木の根と栄養をやりとりし、助け合っている。地上のキノコは胞子を空中に飛散させるが、地下のキノコはネズミなどの哺乳類に食べられ、胞子がふんに交ざって落ちることで分布を広げると考えられてきた。鳥に食べられれば、胞子がより遠くに運ばれるため、森林の形成に大事な役割を果たしているという。
 調査対象は「ムナフオタテドリ」と「クロアカオタテドリ」の2種。落ち葉や枯れ枝などに埋まったキノコを脚でかき出したり、くちばしでつついたりして食べている様子を目視で観察した。さらに、多数のふんに含まれるDNAを解析し、地下に生えるヒステランギウム類など45種の胞子を発見した。

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