ミナシアンGMがシーズン総括会見「アンビリーバブルな年だった」
エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは4日(日本時間5日)、本拠地エンゼル・スタジアム内で今シーズンを総括する会見を行った。開幕から投打の二刀流でフル回転した大谷翔平投手について、「アンビリーバブルな年だった。これ以上ないほどの1年だった」と大絶賛した。
大谷は日本人初の本塁打王に2本届かなかったものの、9勝&46本塁打と投打で好成績を残した。昨季までは登板日前後を休養日としていたが、今季は撤廃。大幅な成績アップにつながった。マドン監督は外野手・大谷を本格的に解禁する可能性を示唆していたが、ミナシアンGMが思い描くプランは今季と同じ起用法だ。
「変化があるとは思わない。(大谷と)シーズン終盤に話をしたが、これまでの経過に満足しているようだった。外野でプレーするとかいうことに関しては、私はあるとは思わない。シーズン終盤に非常に困窮した状態になったら、ある程度、慣例から外れたことをするかもしれないが、今の時点では」
「今年やったのと似たような形になると思う。先発した翌日にライトで出たり、その翌日にレフトで出たり、といったシナリオがあるとは思わない。今年の成り行きが良かったので、変える必要があるとは思わないよ。もちろん状況によって変化する可能性はあるが、現時点では変化があるとは思わない」
大谷は来季が2年契約最終年。2023年オフにFAとなる。今オフの契約延長についての質問も飛んだが、ミナシアンGMはその話題には深く言及せず。「私たちはショウが大好きだ。いつも周りにいる人は知っているが、いかに謙虚で面白いか。本当に面白いんだ。彼の人間性を知っていくのは本当に楽しかった。そういったことをもたらしてくれる選手は大好きだ」と人間性を称えた。
そして、大谷を支えた水原一平通訳へ賛辞を送ることも忘れなかった。「1年を通して素晴らしいコミュニケーションができた。ジョー(マドン監督)やイッペイの功績も大きい。イッペイは1年を通して大きな役割を担ってきた。信用すればいいことが起こる。私たちは彼のことを信じ、彼は私たちのことを信じた」。今季のMVP級の大活躍は首脳陣との密なコミニュケーションの賜物と言って良さそうだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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