イラン大統領府は20日、大統領として19年ぶりに日本を訪問したロハニ大統領が、同日の安倍晋三首相との首脳会談で、米国の制裁でストップしている原油取引の再開を求めたことを明らかにした。ただ、イランへの圧力を強める米国の同盟国である日本にできることは限られており、日本は米・イランの間の「板挟み」になっている。
大統領府によると、ロハニ師は首脳会談で「原油輸出と取引を増やすいかなる案も歓迎する」と語ったという。同席したザリフ外相が21日、離日前に朝日新聞の取材に応じ、「(原油を含む)全てのことを話し合った。(原油輸出という)我々の権利を尊重せよということだ」と語った。
イランは歳入の約6割を原油に依存しているとされる。だが、2015年に米欧などとイランが結んだ核合意から離脱したトランプ米政権の制裁で、昨年6月に日量約260万バレルだった原油輸出は現在、10分の1以下になっているとみられている。このため、イランは日本だけでなく各国に「米国の制裁は違法で、イランは原油を輸出する権利がある」と訴えてきた。
朝日新聞社
【関連記事】
2019-12-21 06:26:50Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vaGVhZGxpbmVzLnlhaG9vLmNvLmpwL2hsP2E9MjAxOTEyMjEtMDAwMDAwMjMtYXNhaGktaW500gEA?oc=5
0 Comments:
Post a Comment