こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
1年のうちで昼が最も短い日「冬至」(今年は12月22日)が間もなくやってきます。私の住む地域では、冬至には、カボチャと小豆を炊き合わせた「冬至カボチャ」を食べる風習があります。もちろん病院や施設でも提供しましたが、かむ力、のみ込む力が低下した方は、「カボチャの皮が硬い」「ゆで小豆の皮が口に残る」などの理由で、食べ残してしまうことがありました。
そこで、食べやすくするためには、できあがった冬至カボチャを潰したり、ミキサーにかけたりする方法もありますが、見た目はどうなるでしょう? カボチャの黄色と小豆が混ざってしまっては、食欲も低下してしまいます。
季節感のある食事は、だれにとっても楽しみなもの。せっかくなら、食欲がわく見た目でも楽しんでもらいたいですよね。
そこで、今回は、カボチャと小豆を一緒に煮る一般的な作り方ではなく、別々に調理することでかむ力に応じで3段階にアレンジできるレシピをご紹介します。
こしあんを滑らかにする時は、サラダ油を先に入れて混ぜ合わせます。そこに湯を加えることで、こしあんのざらつきが軽減され、かつ、エネルギーアップにもなります。すべてを一緒に混ぜないことがポイントです。
盛り付けの時に少し手間がかかりますが、電子レンジを利用することで、鍋一つで作ることができます。これなら、様々な年代が集う場所や、ご家庭でも、みんながおいしく食べられるのではないでしょうか。
[作り方]
〈基本の冬至カボチャ〉
(1) カボチャは種とワタを取り除き、2~3cm角に切り、皮をところどころむく。
(2) 鍋に(A)を入れて沸騰させ、(1)のカボチャを並べ入れ、落とし蓋をして10~15分、カボチャが軟らかくなるまで中火~弱火で煮る。
(3) 耐熱の器に粒あんと湯を入れ、よく混ぜ合わせてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(500W)で1分加熱する。
(4) (2)のカボチャに(3)をかけてできあがり。
〈硬いものがかみにくくなった方向け〉
(1) 〈基本の冬至カボチャ〉で作ったカボチャの煮物の皮を取り除く。
(2) こしあんに油を加え、よく混ぜ合わせた後、湯を加えて硬さを調整する。
(3) (1)のカボチャに(2)をかけて、できあがり
〈固形物が食べにくくなった方向け〉
(1) 〈基本の冬至カボチャ〉で作ったカボチャの煮物の皮を取り除き、煮汁を一緒にミキサーにかけ、滑らかにする(カボチャの水分量によって煮汁の量は調整する。煮汁は少なめに入れて調整していくと自然なまとまりになる)。
(2) 〈硬いものがかみにくくなった方向け〉の(2)と同じ要領で、こしあんを作る。
(3) (1)のカボチャに(2)をかけてできあがり。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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December 12, 2019 at 03:51AM
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食べる力に応じた冬至カボチャ…3段階にアレンジ - 読売新聞
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