Friday, August 26, 2022

飼育していたゴキブリが脱走、湯舟はウナギに奪われ…それでも“野食調理系YouTuber”が食べるのをやめないワケ - 文春オンライン

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 ザリガニの味噌汁、ドジョウ丼、カミキリ寿司、オオスズメバチ炒め……さまざまな生き物を捕まえて調理し、美味しく食べる動画を公開している“野食調理系YouTuber”のホモサピさん。

 ここでは、ホモサピさんがこれまでの野食活動についてまとめた『地球は食べ物 いきもの獲って食べてみた日記』より一部を抜粋。自分の手で獲った生き物を食べる理由や、活動に対する家族の反応について紹介する。(全3回の1回目/#2#3を読む)

ホモサピさん

◆◆◆

YouTuber「ホモサピ」デビュー

 チャンネル名「ホモサピ」の由来は、僕がホモ・サピエンスだから。最初は「人間」だったが、さすがにそのまますぎたのでホモサピにした。

 高1のころから不定期で動画をアップしていたチャンネルとは別にチャンネルを作り、高3から本腰を入れて活動を始めた。撮影や編集をしない休みの日もYouTubeのことを考えるようになったが、趣味なのでつらくはなかった。

 毎朝起きて1時間くらいはスマホをいじり、視聴者さんからのコメントをチェックする。動画を数回アップしたころ、あることに気づいた。反響がいいシーンは僕が興奮して叫んでいる場面ばかりなのだ。

「これってどうなんの?」「この生き物やべえ!」と僕が夢中になる気持ちが画面を通して伝わっている。それに気づいてから、動画の企画は「7割くらい予想できて3割くらい未知数」なものにしている。やり方はわかるけど結果はわからない、くらいのバランスが自分も視聴者さんも楽しめる。

 相手が生き物なので、予想外の場所で出くわしたり、思わぬ展開になったりと楽しいことも多いが、狙っていた内容が撮れないことも当然ある。そういうときは、おまけで撮れたものをサブチャンネルに上げたり、数か月単位でゆるゆる探してリベンジしたりする。

 諦めようと思わないのは「絶対いけるはず」という確信があるからだ。そしてなにより「おもしろい」ってたくさん言ってもらえることが、モチベーションになっている。

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