Saturday, February 12, 2022

「ジビエブーム」と言われても… 伸び悩む消費、安全に食べるために - 朝日新聞デジタル

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 農作物を食い荒らす農家の「天敵」、シカ。害獣駆除などで捕獲される頭数は増えているが、食肉としての活用は進んでいない。国や京都府は「ジビエ」(狩猟で得た野生鳥獣の食肉)としての利用を促すが、衛生面での安全性の確保など課題も多い。

 府によると、2020年度に捕獲されたシカは2万5066頭で、統計のある1998年度以降で最多となった。農作物被害を防ぐ目的で市町村の許可のもと行った捕獲が約3分の2を占める。

 府内の農作物の被害額はピークだった2008年度に約1億9400万円に上ったが、捕獲に加えて、電気柵の設置などの対策が進み、20年度に約7300万円にまで減った。ただ、ここ数年は8千万円前後で横ばい傾向にある。

 捕獲数が増えた背景には、自治体が国や府の補助金に上乗せする形で、1頭当たり数千~数万円の報償金を支払っていることが大きい。

 だが、被害額の減少効果は頭…

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