生の魚介類には用心深い西欧人が生牡蛎（がき）だけは喜んで食べる。紀元前二千五百年ごろからすでにカキの養殖が始まっていたとか、あのシーザーも牡蛎が大好物だったとか、牡蛎を好む話は西欧の歴史にあふれかえる。フライドチキンとステーキしか食べないイメージのアメリカでさえ気の利いた街にはオイスター・バーがあ...
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夢と欲望の牡蛎【食べる本、読む料理 川野里子40】 - 西日本新聞
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