Wednesday, September 1, 2021

車いすテニス菅野、諸石組が歴史つくる銅メダル 深夜午前2時1分に終了 - ニッカンスポーツ

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男子ダブルス3位決定戦 銅メダルを決め日の丸を掲げる菅野(左から2人目)と諸石(右から2人目)(撮影・河田真司)
男子ダブルス3位決定戦 銅メダルを決め日の丸を掲げる菅野(左から2人目)と諸石(右から2人目)(撮影・河田真司)
  • 男子ダブルス3位決定戦 銅メダルを決め喜ぶ菅野(左)と諸石(撮影・河田真司)

<東京パラリンピック:車いすテニス>◇1日◇有明テニスの森公園

日本クァードが歴史をつくった。2日がかり、深夜午前2時1分に終了した3位決定戦で、菅野浩二(40=リクルート)、諸石光照(54=EY Japan)組が英国ペアを7-5、3-6、7-5の3時間を超える激戦で破り銅メダルを獲得。04年アテネ大会から始まったクァード(四肢まひ)クラスで、日本に初めてメダルをもたらした。菅野が「長い長い1日だった。でもうれしい」と言うと、12年ロンドン大会からパラリンピック3大会目となった諸石は「9年、長かった。本当にメダルがほしかった」と喜んだ。

日本ペアは、セットを分け合った最終セット。4オールから、常に先行し、英国ペアにプレッシャーをかけ続けた。菅野より障害が重い諸石は、ラケットのグリップをテープで右手に巻き付け、相手のショットを緩いロブでしのぎ、直線的な速球で仕留めた。菅野は、その諸石を必死でカバーした。

04年アテネ大会で始まったクァードは、過去、12年ロンドン大会で、諸石、川野翔太のダブルスが4位になったのが日本勢の最高成績。今大会は、それを上回り、初のメダルに導いた。

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