
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。 和菓子屋さんに、ちまきと柏餅が並んでいました。端午の節句ですね! そういえば息子が幼い頃、我が家は柏餅派だったけど、友人のお宅はちまき派だったわね。どうしてかしら? 気になるので調べてみました!
端午の節句とは
約2300年前の中国「楚の国」に、国王の側近として活躍した「屈原(くつげん)」という詩人がいたそうです。国民からの信頼も厚かったものの、あるとき陰謀によってその地位を失い国から追放されてしまいます。 絶望した屈原は、5月5日に川に身を投げたといいます。悲しんだ国民は、5月5日になると川に供物を投げ入れて、供養をするようになりました。これこそが端午の節句の始まりだといわれているそうよ。
端午の節句にちまきを食べる理由
屈原のための供物が龍に盗られないように、工夫を凝らすようになります。 龍が苦手とする葉(※)でもち米を包み、邪気を払う赤・青・黄・白・黒の五色の糸で縛って川へ流しました。これをきっかけに中国では、ちまきを作ることで災いを払うことができるとされ、端午の節句とともに日本に伝わったそう。 ※楝樹(れんじゅ)・茅(ちがや)・笹などの説があります。 ちまきを作る習慣は、当時の都があり、伝統を重んじる近畿地方に定着しました。一方、関東では縁起が良いとされていた柏餅が定着しました。日本発祥の柏餅は新芽が出ないと古い葉が落ちないことから、「跡継ぎが途絶えない」、「子孫繁栄」に結びつく縁起のよい食べ物とされています。 2018年にウェザーニュースで行われたちまきに関する調査によると、北海道、東北、関東甲信、四国や九州の一部のエリアでは、中身がおこわのちまきを食べているそう。 東海北陸、近畿、中国、四国や九州の一部、沖縄は、笹の葉に甘いお餅が包まれたお団子を食べている人が多いみたい。鹿児島県だけが、灰汁(あく)で漬け炊き上げたもち米を竹の皮で包んだ「灰汁巻き」でした。地域によって違うんですね~。 柏餅もおいしいけれど、調べていたら、ちまきが食べたくなりました。
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