オリックス宮城大弥投手(21)が24日、自主トレ中の大阪・舞洲で、グラウンド外でも「令和の怪物」から刺激を受けたことを明かした。
11月の侍ジャパン強化試合で「(ロッテ)佐々木朗希にフォークについて聞きたい」と計画を練っていたが、成果について「見ているだけで十分でした。生活とかから全部。どの球もすごいですし。性格もしっかりしている。人間として」と驚嘆。2人は高校日本代表の元チームメートだが、「レベルアップしていたというか。食べる量もすごい」と佐々木朗の意識の高さに目を丸くした。
自身も今オフに退寮し、1人暮らしを始めた。「体の内側も大事なので、食べる物も大事にしていけたら」。自炊も始め、電子レンジについていた料理本などを使って手始めにハンバーグを作った。「味は意外といけたなと思いました」とまずまずの出来栄えだったが、仲良しの紅林を招いた焼き肉会では肉を焦がしてしまい、プレートを台無しに。「もう使えなくなりました。焦げが取れなくなって」と肩を落とす結果になった。
それでも「家に帰ったらオフで家を出たら野球。切り替えはできていると思います」と家事も気分転換に。「最近ちょっと寒いので、お湯を使って皿洗いもしていて気持ちいいです」と自宅時間を楽しんでいる。さらに「(朝も)起きられるようになりました」と自己管理も順調だ。強化試合後はWBC球を使って練習。野球も私生活も、佐々木朗に先は譲らない。
昨季からの2年連続2ケタ勝利を支えてくれた伏見が、日本ハムへFA移籍。伏見は年内はオリックスの施設で練習予定で、この日は2人でキャッチボールを行った。11歳年上の女房役は「配球とかまっすぐの使い方とか。優しいですし、こっちの意見も聞いてくれるし、思ったことをちゃんと言ってくれる。いい関係性だったと思う」。来年からは、しっかり抑えて恩返しをする。【堀まどか】
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