健康のために理想的な食生活とはどんなものか。愛媛大学医学部附属病院 抗加齢・予防医療センター長の伊賀瀬道也さんは「日本人が当たり前に食べる和食は、医学的に正しい長寿食。特にイワシやサバなどの青魚には良質な脂質が多く含まれるので、積極的に食べたほうがいい」という――。
※本稿は、伊賀瀬道也『100歳まで生きるための習慣100選』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。
健康のために炭水化物や脂質を過度に制限するのは逆効果
厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素を、どのくらいのバランスで摂取すればいいかを示しています。それによると、タンパク質は13~20%、脂質は20~30%(ただし飽和脂肪酸は7%以下)、炭水化物は50~65%のバランスで摂取をするのが望ましいとしています。飽和脂肪酸というのは、牛や豚などの脂肪や、バターなどに多く含まれている動物性の脂質のことです。
健康のためにと、炭水化物や脂質を過度に制限するのは逆効果です。炭水化物は脳や体を動かすために欠かせないエネルギー源で、脂質も細胞の生体膜や血液を作る成分になるなど、体内で重要な働きをしています。「食べすぎ」は良くありませんが、「食べなさすぎ」も同じように体に悪影響を与えます。
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