Sunday, March 21, 2021

大谷翔平の二刀流は「正気でないくらい難しい」 対戦したCY賞左腕が賛辞並べる - Full-Count

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エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレスとのオープン戦で「1番・投手」で先発出場した。“リアル二刀流”で、バットでは9試合連続安打と2試合ぶりのマルチを記録。投げては4回を5奪三振2四球、2安打1失点だった。文字通り投打での躍動に、投げ合った2018年サイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネル投手も「彼は打者としてより優れていて、投手としても非常に才能に溢れていると思う。彼は打者としても投手としても優位に立っていたと思う」と絶賛した。

大谷翔平
エンゼルス・大谷翔平(左)とパドレスのブレイク・スネル【写真:AP、Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(左)とパドレスのブレイク・スネル【写真:AP、Getty Images】

大谷への期待「彼が可能な限り自分の仕事をするところを見るのが楽しみ」

■パドレス 4-1 エンゼルス(オープン戦・日本時間22日・ピオリア)

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 エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレスとのオープン戦で「1番・投手」で先発出場した。“リアル二刀流”で、バットでは9試合連続安打と2試合ぶりのマルチを記録。投げては4回を5奪三振2四球、2安打1失点だった。文字通り投打での躍動に、投げ合った2018年サイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネル投手も「彼は打者としてより優れていて、投手としても非常に才能に溢れていると思う。彼は打者としても投手としても優位に立っていたと思う」と絶賛した。

 スネルとは初回の先頭で対戦し、中前打をマーク。3回には四球を選び、打席で対峙したのは2打席だけとなったが、大谷は5回1死には左中間フェンスに直撃する当たりを放った。オーバーランしたところでタッチアウトとなったが、オープン戦5度目のマルチ安打を記録。2打数2安打1四球でオープン戦は打率.636、OPS1.836に上げた。投球では初回1死三塁から遊ゴロの間に先取点を献上したものの、以降は得点を許さず。球団によると、渡米後最速の101.9マイル(約164.0キロ)を計測した。

 登板後の会見で「相手チームの投手と1番打者として相対するのは奇妙な感じはしなかったか?」と問われたスネルは「ショウヘイと対戦することは奇妙には感じなかったよ。なぜなら彼は優れているから。彼と対戦するときは彼は投手ではなくて打者だ。彼と対戦するときに彼のことを『おー、これは先発投手だ』としては見ないよ」と発言。“投げ合う”というより、“対打者”の視点であることを語った。

 その上で「正直に言って、彼は投手としてよりも打者としてのほうが優れていると思う。彼はどこにでも強い打球を打つんだ!」と強調。「彼とそれほど対戦したことがなかったから、彼に対して何ができて何ができないか分かってなかったけど、刺激的な挑戦はいつでも楽しいものだ」と振り返った。

 スネルが改めて強調したのは、二刀流挑戦への敬意。「彼はフリークだ。100マイル投げ、良いスイングをして逆方向に持っていける。彼は両方において万能な素晴らしい選手だ。それは正気ではないくらい難しいことだよ」と賛辞を並べた上で「投げて打って、両方で優位に立つ、というのは非常に感銘を与えるものだ。フィールドで彼が可能な限り自分の仕事をするところを見るのが楽しみだよ」と話した。

(Full-Count編集部)

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