ＤｅＮＡは１５日、昨季限りで巨人を戦力外となった宮国椋丞投手（２８）を育成選手として獲得すると発表した。背番号は「１０６」に決まった。
宮国は２０１１年に沖縄・糸満高からドラフト２位で巨人に入団。１３年に開幕投手を務めるなど１０年間で通算２０５試合に登板し、２１勝２１敗１セーブ、防御率３・５９を記録した。
１０年目の昨季は１０月に右肩のコンディション不良を訴えて離脱。２１試合で０勝０敗、防御率５・３３に終わり、戦力構想から外れた。その後は現役続行に向けてトレーニングを積んでいた。
ＤｅＮＡの投手陣は、昨季にチーム２位となる５６試合に登板したエスコバー、ピープルズ、新たに獲得したロメロ、シャッケルフォードら全１０人の助っ人（育成５人含む）が来日できていない。昨季６勝の井納は巨人へＦＡ移籍し、今永、東の両左腕は手術明けで開幕に間に合わない。先発、救援どちらも駒不足となっていた。
先発、中継ぎの経験があり、まだ２８歳と若い宮国はチームの補強ポイントに合致した。チームは１８年オフ、巨人を戦力外になった中井を獲得。代打や守備固めなどユーティリティーとして貴重な戦力となっており、右腕にも期待がかかる。
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