Sunday, January 3, 2021

王者の意地、原監督「強いなぁこの子たち」…「ゲームオーバー」評価一転 - 読売新聞

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 これが王者の意地――。3日の第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、往路12位だった青山学院大(神奈川県相模原市)が圧巻の追い上げで復路優勝を達成。総合4位まで巻き返し、前回総合優勝の実力を見せつけた。東海大(平塚市)は総合5位、国学院大(川崎市)は同9位に入り、再びシード権を獲得。神奈川大(横浜市)は13位、日体大(同)は14位、専修大(川崎市)は20位だった。

 往路終了後の記者会見で、原晋監督から「ゲームオーバー」と評された青学大。選手たちは「まだ勲章はある」と復路優勝を目標に設定し、過去6年で総合優勝5回という王者のプライドを持って復路に臨んだ。

 6区、7区を区間3位で疾走すると、疲労骨折で出走できなかった神林勇太主将(4年)から「やれることをやってこい」と背中を押された8区・岩見秀哉選手(同)が5位に浮上。「神林の分も4年生として頑張って走れて、4年間やってきたことを全部出し切れた」と意地を見せた。

 続く9区・飯田貴之選手(3年)も区間2位、10区・中倉啓敦選手(2年)も区間4位と奮闘し、5時間25分33秒の復路優勝を達成した。けがを押して給水役を務めた神林主将は「皆が奮起して最後まで諦めず戦ってくれた。こういうチームを作れたことはうれしい」と、選手たちをねぎらった。

 総合3位入賞には一歩届かなかったが、原監督は「来年につながる走りで、こんなもんじゃないと強気な姿を見せてくれた。強いなぁこの子たち」とたたえた。

 5位でスタートした東海大は、両角速監督から「優勝に向けて前を向いて走れ」という指示を受けて力走した6区・川上勇士選手(2年)が3位まで押し上げたが、先頭との差は最後まで詰められなかった。

 復路の5人は、全員が初出場の2、3年生。塩沢稀夕主将(4年)は「全員ができることをしてくれて感謝しかない」と、後輩に希望を託した。

 国学院大は、10区・木付琳主将(3年)の区間3位の力走で9位に入り、シード権(10位以内)を死守した。木付主将は「(総合3位の)去年のチームの偉大さを思い知らされた。今年の収穫をもとにチームをもう一度作り変えていく」と来年を見据えた。

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