- 池江璃花子（2020年10月1日撮影）
＜競泳：北島康介杯＞◇第2日◇23日◇東京辰巳国際水泳場◇女子100メートル自由形予選
白血病から復帰した池江璃花子（20＝ルネサンス）が、いきなり日本選手権（4月、東京アクアティクスセンター）の参加標準記録を突破した。
予選14組に登場して前半は27秒41の3番手でターン。すぐに2番手に浮上して、56秒16でフィニッシュ。同組トップの酒井夏海（54秒89）に続いて、2位でフィニッシュ。全体の6位で、午後の決勝に進出した。
女子100メートル自由形は、五輪代表選考を兼ねた日本選手権の参加標準記録が56秒53。池江は予選のタイムでこれをクリアした。これで東京五輪をかけた一発勝負の大舞台に出場する可能性が出てきた。なお池江が持つ日本記録は52秒79。
池江は昨年8月にレース復帰してから今大会が3戦目。21年の初レースで、個人種目では初めて100メートルの距離を泳いだ。当初は1月10日の東京都新春大会にエントリーしていたが、コロナ禍などもあって、出場見送りとしていた。
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