スペイン1部リーグ第15節、MF乾貴士(32)とFW武藤嘉紀(28)が所属するエイバルは敵地でアラベスに1―2と逆転負けを喫した。乾は先発し、後半15分までプレー、武藤は脚の負傷でベンチ外だった。
リーグ戦で3試合勝利がないエイバルは前半4分に先制する上々の滑り出し。左CKからMFペドロ・レオン(34)が蹴ったボールがニアを強襲すると、相手DFは触れず、遅れて反応したGKもキャッチできずにそのままゴールイン。ベテランの技が光った。
その後もエイバルにビッグチャンスが続く。16分に相手のバックパスを拾ったFWキケ(31)がGKと1対1になったが、シュートは大きく右に外れた。さらに21分、ゴール前でパスを受けた乾が巧みな切り返しから決定的なシュートを放ったが、これも枠を捉らえられず。ホセ・メンディリバル監督(59)がベンチで絶叫するほど惜しいシーンだった。
チャンスを立て続けに逃すエイバルはその後、高いツケを払わされた。38分に速攻から失点して追いつかれると、前半終了間際には右サイドを崩され、最後はクロスからの折り返しを押し込まれて逆転された。後半はアラベスの堅守を崩せずにスコアレス。乾も輝きを放てなかった。
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