川崎フロンターレ一筋で18年間のキャリアに終止符を打つMF中村憲剛が、思い出の詰まった等々力陸上競技場に別れを告げた。2-0で迎えた後半41分、MF大島僚太との交代で入ると、サポーターの温かい拍手に包まれた。
現役最後のホーム公式戦を終えたバンディエラは、試合後のヒーローインタビューで率直な思いを語った。「いまだに実感が湧かない。選手としてここに立つことはもうないので、全部焼き付けておこうと思っていた。自分の個人的な感情を入れてはいけないゲームだと思っていたので、いつも通り勝つことに集中した」と心境を話しつつ、「思いっきり個人的な感情を入れれば、もっと早く出たかった(笑)」と笑いを誘った。
ホームで王手をかけ、現役ラストマッチは来年1月1日の天皇杯決勝・G大阪戦。舞台は整った。21日の引退セレモニーで「中村憲剛選手の18年間のサッカー人生は出来すぎでした」と読み上げた愛息・龍剛くんの手紙を引用し、「息子じゃないけど出来すぎだと思います」。
16年度の天皇杯決勝で悲願の初タイトルに迫ったが、鹿島に延長1-2で競り負け準優勝。しかし、それから4年間で今シーズンを含む3度のリーグ制覇、ルヴァン杯制覇を成し遂げた。雪辱の天皇杯初優勝&複数タイトル獲得に向けて、「まだ獲ったことのない天皇杯への思いは強い。勝って完結させたい」と有終の美を誓った。
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