Friday, January 13, 2023

有明海のノリがピンチ 赤潮対策でプランクトン食べるカキ投入へ:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

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 佐賀県産の秋芽ノリの不作を受けて、県は12日、県庁で初のノリ養殖対策会議を開いた。ノリの色落ちの原因となる赤潮を減らす緊急対策として、養殖用のカキをノリ漁場に入れ、赤潮を引き起こす植物プランクトンを捕食させると発表した。初めて大規模に試みる策で効果は未知数。ただ、山口祥義知事は「考えられる対策は何でもやって、現在冷凍網で頑張っている漁業者を応援したい」と話した。

 この日、六角川河口の福富の漁場を視察した坂本洋介・副知事は「非常に色落ちが厳しい。通常は網目まで真っ黒に見えるノリ網がスカスカしていた」と語り、対策会議で報告した。

 これを受け、緊急対策を実施する環境にあることを確認し、実施が決まった。

記事の後半には、漁場の様子を取材した記者のルポがあります。沖に行くほどノリの色落ちがひどくなっていました。

 緊急対策で使うカキは20トン。佐賀玄海漁協(唐津市)から仕入れ、週明けにいったん佐賀市の県有明海漁協に運び込む。その後、ノリ生産をしている各支所に配布。カキを網袋に入れてノリ漁場の支柱にぶら下げ、植物プランクトンが多い海面近くに設置する。事業費は2千万円。

冷凍網でも、ノリの色落ちが全域に広がる

 カキが植物プランクトンを捕…

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