Thursday, January 26, 2023

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第31回 大森「肉和食Den(デン)」

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この連載では、新型コロナウイルス禍でも踏ん張る飲食店や、新しい風を巻き起こしつつある新店を紹介してきた。今後は、まだ取材していないエリアの飲食店にもスポットを当てていく。今回はJR京浜東北線の大森駅を中心に広がる東京・大森エリアの「肉和食Den」を取り上げる。

高級店と大衆店の中間に位置する肉料理店

 大森は東京都品川区と大田区の境目にあり、ターミナル駅の「品川」まで約6分と交通の便が良いエリアだ。また、田園調布に次ぐ高級住宅街の大田区山王地区を擁することでも知られている。山王には、2024年の完成を目指して地上80メートル24階建ての高層マンション「ザ・パークハウス 大森タワー」が建設中だ。ベッドタウンとしての役割も色濃くなっており、年齢層もファミリー世帯だけではなく、カップルや年配夫婦、20〜30代のシングル単身者と幅広い。

 とはいえ、全てが高級志向になっているわけではない。駅前にはリーズナブルな居酒屋や飲食店が数多く点在しており、今後は二極化が進んでいくかもしれない。今回は、価格帯的には高級店と大衆店のほぼ中間に位置し、両方の客層が通えそうな「肉和食Den」を紹介する。

 場所はJR大森駅から徒歩3分。東口から出て、駅に併設した商業施設「アトレ」を背に、横断歩道を渡ったところにあるコンビニエンスストア「ファミリーマート」前の道を直進。2つ目の角にあるファミリーレストラン「ビッグボーイ」が入っている飲食ビル1階に、また別の「ファミリーマート」があるので、そこを右折する(前は駐輪場)。フィットネスジムが入っているビルの前を通過し、10メートルほど進むと、「肉和食Den」の入り口にたどり着く。

「肉和食Den」の入り口。看板が小さく、間口も狭いため、気をつけないと見落としてしまいそう。こぢんまりとした隠れ家的なたたずまいだ

「肉和食Den」の入り口。看板が小さく、間口も狭いため、気をつけないと見落としてしまいそう。こぢんまりとした隠れ家的なたたずまいだ

 店内は優しいアイボリーカラーをベースに、落ち着いた雰囲気。最大5人まで着席可能なテーブルが2つ、2人席のテーブルが1つあり、カウンターでは6人が座れる。

シンプルなつくりの内装。落ち着いてゆっくり食べるには、派手な装飾は必要ないのかもしれない

シンプルなつくりの内装。落ち着いてゆっくり食べるには、派手な装飾は必要ないのかもしれない

 料理は、肉料理に特化した肉料理尽くしコース(5900円、以下、価格は全て税込み)をはじめ、3つのお任せコース、6品6600円、8品8800円、10品1万1000円からチョイスできる。アラカルトでも注文はできるが、同店の得意な料理をじっくりと味わいたいのならコースメニューをお勧めする。

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