Friday, August 27, 2021

パラトライアスロンの米岡聡が銅 宇田に続き日本勢2個目メダル - スポニチアネックス Sponichi Annex

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<パラリンピック トライアスロン男子PTVI(視覚障がい)>3位に入り、銅メダルを獲得した米岡(右)と、ガイドの椿(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 男子PTVI(視覚障がい)は初出場の米岡聡(35=三井住友海上)が1時間2分20秒で3位に入り、PTS4(運動機能障がい)の宇田に続き日本勢2個目のメダルを獲得した。

 同じ所属先でガイドの椿浩平(29)との二人三脚でメダルをつかんだ。スイムを2位の好位置で終えると、バイクは4位に順位を落としながらもメダルを射程に捉えてランへ。1つ順位を上げてそのままフィニッシュし、抱き合って喜んだ。

 10歳の時に網膜はく離を発症。ランニングを始めて5年後の25歳でほぼ完全に視力を失い、ブラインドマラソンの世界に入った。練習の一環で取り組んでいたトライアスロンには13年に転向。「一つ一つ課題をクリアしていくとレベルアップする感じを味わえる。トライアスロンはそれがスイム、バイク、ラン、トランジションで4倍。やればやっただけ成長を実感できる」とのめり込んでいった。

 東京パラに向けては、病気の影響もあって東京五輪出場がかなわなかった椿とタッグを組んだ。日本のトップレベルの経験値を伝授されながら、米岡は「彼も思い入れは強いと思う。僕も思い入れはあるけど、彼にとっても大きな意味を持っているんじゃないか」と代弁。切磋琢磨(せっさたくま)しながら目指した「今までの人生の中で一番の頑張りどころ」という大舞台で、最高の結果を残した。

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