Saturday, August 28, 2021

【甲子園】決勝「智弁対決」に高嶋名誉監督うれしい悲鳴「涙こらえとる」 - ニッカンスポーツ

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準決勝の智弁和歌山-近江戦を見守る高嶋仁名誉監督(撮影・白石智彦)
準決勝の智弁和歌山-近江戦を見守る高嶋仁名誉監督(撮影・白石智彦)

<全国高校野球選手権>◇28日◇準決勝

夏の甲子園の決勝は「智弁対決」が決まった。準決勝第1試合で智弁和歌山が近江(滋賀)に快勝。第2試合は智弁学園(奈良)が京都国際に競り勝ち、兄弟校の決勝対決が実現する運びとなった。

うれしい悲鳴を上げたのは両校で名誉監督を務める高嶋仁氏(75)だ。2試合を見届けたあと「涙をこらえとる。それが夢やった。現実となって、エラいことになった。学校をつくって、野球部をつくった前理事長が望んでいたようになりました。天国で応援しているでしょう」と感無量の表情だった。

同氏は72年に智弁学園の監督を務め、80年から智弁和歌山で指揮を執った。甲子園通算68勝は史上最多。どちらを応援するか問われると「どちらをと言われると…。理事長に怒られる。両方です」と苦笑いしていた。

過去の公式戦は2勝2敗と互角だ。夏の甲子園では02年の3回戦で戦い、智弁和歌山が7-3で勝った。甲子園では19年ぶり2度目の対決となる。直近の公式戦では19年の秋季近畿大会で、智弁学園が17-13で勝利している。

兄弟校のため、修学旅行の行き先は同じだという。ユニホームも酷似する。メーカーが異なるため、生地の色や胸の「智辯」がわずかに異なる。和歌山が横に開く字体でやや大きく映るが、奈良は中央に詰まった字体で狭く、これは刺しゅうの入れ方の違いによるものだという。直径や文字の太さはほぼ変わらず、色合いは奈良の方が少し濃いめだ。

これまで智弁和歌山は夏の甲子園で2度優勝。智弁学園は夏初の決勝進出になった。見た目はうり二つの2校が、頂点を目指して激突する。

◆系列校同士の対戦 最近では今年センバツ1回戦の東海大相模3-1東海大甲府以来。夏の決勝では初めて。春の決勝では72年に日大桜丘、日大三の東京勢決戦があり、日大桜丘の「ジャンボ」こと身長190センチの仲根が、前年優勝の日大三を散発2安打に抑え5-0で完封勝ちした。智弁和歌山と智弁学園は甲子園で02年夏3回戦で1度対戦し、智弁和歌山が7-3で勝っている。

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