STVニュース北海道
集中対策期間を７日に終了する方針を固めた鈴木知事。 今後、飲食の場面での対策として呼びかけられる見込みなのが会話を控えて食事をする「黙食」です。 私たちも実践してみました。 北海道産のそば粉を使ったそばにサクサクの大きなえびの天ぷら。 札幌市中央区にあるそば店では、客への一風変わった「お願い」をしています。 （久保アナウンサー）「ありました。店の入り口に黙食と書かれた張り紙が張ってあります」 黙食とは「黙って食べる」という意味の造語。 福岡県のカレー店がＳＮＳで発信し、全国の飲食店で急速に広がっています。 こちらの店でも飛沫感染対策として、１月から店内の至るところにポスターを掲げました。 （そば処ふうび 石野裕司店主）「みなさんが安心して来ていただいたらそれに越したことはない」 この「黙食」に着目したのが、鈴木知事です。 （鈴木知事）「ワクチン接種の環境づくりを進めるためにも、外出や飲食の場での感染リスクを下げる行動の徹底を促す」 鈴木知事は４か月以上に続いている集中対策期間を、予定通り７日で終了する方針を固めています。 感染リスクが高いとされている飲食の場面では、今後、可能な限りの「黙食」や「マスクをつけての会話」などを道民に呼びかける予定です。 私たちも早速、黙食を実践してみました。 （久保アナウンサー）「（文字で食リポ）言葉には出さずとも、おいしいそばを堪能できたようです」 来店した人の感想は。 （来店した人）「こういう試みがあるので安心して食べることができました」 （来店した人）「最初は違和感を感じることがありましたけどすばらしい試みだと思います」 北海道は年度の変わり目に大人数での歓送迎会を控えるよう求めるほか、１０万人あたりの新規感染者数が週平均で１５人を上回るなど状況が悪化した場合には、「まん延防止等重点措置」に指定するよう国に要請を出すことも検討しています。 今後の対策は５日正式決定します。感染を食い止めるためにひとりひとりの行動がより重要となってきそうです。
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